映画

Pacific Rim〜ワルイカイジュウヲタイジシヨウ!

「パシフィック・リム」を観た。この作品には素晴らしい点がいくつもある。まずハリウッド映画のお約束のミッション成功後に男女が熱烈なキスと抱擁で大団円にしなかったこと。そして怪獣と巨大ロボットが戦うという素材をわかっている監督に大予算を渡して…

Altered states〜進化と愛と羊水と

「アルタード・ステーツ/未知への挑戦」を観た。正直、不完全燃焼感が強い。この映画がどこに着地点を定めたのかさっぱり読めなかった。精神から肉体の影響なのか、超常現象なのか、愛の話なのか。少なくとも原初の生命から人体実験により進化していく姿を…

THE DAGGER OF KAMUI〜アイヌ活劇譚

「カムイの剣」を観た。昔の映画故の表現の古さは多少感じますが、活劇の面白さは変わりません。蝦夷の忍びの話に始まり、アメリカ大陸に舞台を移し、キャプテン・キッドの隠し財宝、果ては戊辰戦争へと続く話が面白くないわけがありません。角川映画のアニ…

American Beauty〜薔薇の虚像

「アメリカン・ビューティー」を観た。アメリカ版家族八景(筒井康隆)だと感じた。しかし内容はより血生臭く、アメリカの病巣を描き出している。#白猫独りロードショー American Beauty open.spotify.com ikuzuss.hatenablog.com ikuzuss.hatenablog.com i…

Bicentennial Man〜三原則遵守

「アンドリューNDR114」を観た。高度に進歩した科学は魔法と区別がつかないとするなら、高度に進化したアンドロイドは人間と言っていいのだろうか。そこに区別は存在するのだろうか。#白猫独りロードショー Bicentennial Man open.spotify.com ikuzuss.hate…

THE GREEN MILE〜世にも奇妙な死刑囚

「グリーンマイル」を観た。三時間を超える映画と思わせないのは流石のストーリーテラースティーブン・キング原作。特にMr.ジングルスと死刑囚コーフィーの最後の言葉には思わずボロ泣きを止められませんでした。きっとロードショーで観ていたらその年のベス…

American Graffiti〜米国の良き時代の残滓

「アメリカン・グラフィティ」を観た。この映画に出ている人々はその後のアメリカと世界の運命を感じ取れることはなかっただろう。まさに、ウルフマン・ジャックのDJのように世界は明るく悪くなる予兆もなく、大排気量の燃費の悪いでかい車を乗り回して、そ…

E.T.〜虹と望郷の異星人

「E.T.」を観た。劇場で観て以来初めて観たと思う、それはあの感動が劇場という環境によるものだったという恐れを感じていたのかもしれにけど、今回観て全くの杞憂だったとわかって安堵した救急車での復活(多分イエス・キリストの復活へのオマージュ)も…

Stand by Me〜先の見えな未敷設の線路

「スタンド・バイ・ミー」を観た。青春というのが、少年少女のものだとするなら、この映画はきっと青春映画じゃないと思う。ここで描かれているのは席の見えない不安をそれでも打開する人間の物語だから、定番となり、心惹かれるのだと思う。#白猫独りロー…

Gremlins 2 The New Batch〜ハルク・ホーガンの無駄使い

「グレムリン2/新・種・誕・生」を観た。そもそも前作の「グレムリン」がアイデア一発のB級映画だったのが、開き直ったのか、オープニングクレジットから、懐かしいバックスバニー登場、さらにメタ構造を入れたことで、逆に見事なB級映画になったような気がす…

The Goonies〜シンディ・ローパーは永遠に‥‥

「グーニーズ」を観た。公開当時劇場で見たときは、確かに楽しめた記憶がある。でも今、大きく対象年齢を外れてみると、劣化版子供インディ・ジョーンズとしか見えず、残念ながらシンディ・ローパーの曲しか楽しめなかった。それとも今でも子供たちがみると…

Gremlins〜クリスマス・小鬼キャロル

「グレムリン」を観た。この映画にはいくつかの教訓が含まれている。まず、取説を遵守すること。かわいいものにも棘があること。そして、いつまでも下手な夢を見続けないこと。最後にペットを飼うことを甘く見ないこと。良い子はこの映画を真似しないことで…

WATCH MEN〜スマイルマークと愉快な仲間たち

「ウォッチメン」を観た。なぜこの映画がアヴェンジャーズのようにヒットしなかったのか。社会の変化につれてヒーローも変化を余儀なくされる。でも、観客はいまだにヒーローが変化して、現実の変化を直視するのを恐れているのかもしれない。もう、赤いマン…

Chungking Express〜台湾天然色

「恋する惑星 レストア版」を観た。初ウォン・カーウェイである。独特の色合いを眺めるうちにいろんなラブストーリーが過ぎてしまったという感じがする。#白猫独りロードショー Chungking Express open.spotify.com ikuzuss.hatenablog.com ikuzuss.hatenab…

Clear and Present Danger〜合衆国の威信と恐怖

「今そこにある危機」を観た。国が守るべきものはなんだろう。それは時代により変わっていく。それが国である時もあれば、白い粉であるかもしれない。そしてどこまでを守るべきなのか。トム・クランシー原作によるリアリティ溢れる新しい脅威とそれと立ち向…

DREDD〜世紀末警官伝説

「ジャッジドレッド」を観た。無法な世界で法を失効する者はどこまで許される存在なのか。そして誰がその存在を断ずることができるのであろうか。#白猫独りロードショー DREDD open.spotify.com ikuzuss.hatenablog.com ikuzuss.hatenablog.com ikuzuss.hat…

V for Vendetta〜仮面と都市伝説と真実と

「Vフォー・ヴェンデッタ」を観た。テロリストが仮面という記号と匿名性を得たときにそれに抗うことはできはしない。それがいいか悪いかは別として。#白猫独りロードショー V for Vendetta open.spotify.com ikuzuss.hatenablog.com ikuzuss.hatenablog.co…

BATTLE ROYALE〜銃と自由

「バトル・ロワイアル」を観た。社会の不条理は、戦争にしろ様々なところで弱者同士の闘いを孕みながら動いていく。まるで鳩時計が正確に時を刻むように。#白猫独りロードショー BATTLE ROYALE open.spotify.com ikuzuss.hatenablog.com ikuzuss.hatenablog…

CONTACT〜科学と魔法と宗教と

「コンタクト」を観た。十分に発達した化学は魔法と区別つかない。ただし、その時点の化学では。カール・セーガンの意志がフィルムに写っているような映画である。#白猫独りロードショー CONTACT ikuzuss.hatenablog.com ikuzuss.hatenablog.com ikuzuss.ha…

FLASH GORDON〜フラッシュジャンプでYEAH!

「フラッシュ・ゴードン」を観た。あなたがもしも、人生で嫌なことがあったなら、この映画を見るといいかもしれない。映画をスタートさせてクイーンの音楽に身を委ね映像に見惚れ、世界に入り込んで、最後にフラッシュジャンプを決めれば、多分あなたの心は…

CAPRICON ONE〜元祖陰謀論

「カプリコン・1」を観た。宇宙計画とはなんのためにやるのか。「科学の発展のため」「黒衣紅葉のため」人によって答えは違うと思う。しかし、目的がずれたときに悲劇は起こる。まるでこの映画のように。さぞや当時陰謀論者や都市伝説を信じる人たちは盛り…

Jurassic Park III〜愚人と賢竜

「Ç・パーク III」を観た。人間は想像できた段階で、ほぼ事象を作り上げているという。だから一作目ができた時点で世界中の科学者は研究を始め、富豪はテーマパークの資金調達を始めたのかもしれない。結果が失敗と分かっていても。#白猫独りロードショー J…

PALE RIDER〜信仰と銃

「ペイルライダー」を観た。西部劇というジャンル自体が僕のよく観ていた時代にはほとんど存在あえず、ただ伝説のように映画が残されていだけだった。イーストウッドはそこにこの作品とともに再び神話を作ろうとしているのかもしれない。#白猫独りロードシ…

Space Runaway IDEONthe movie[A CONTACT]〜1st BLOOD

「伝説巨神イデオン 劇場版[接触編]」を観た。基本的にはテレビシリーズのダイジェストなので、ジリジリと追い込まれていく人々の描写を薄く感じる。全ては後編「発動編」に‥‥#白猫独りロードショー Space Runaway IDEONthe movie[A CONTACT] open.spotify.…

MEN IN BLACK〜N.Y.P.D.=Nigeru Yatsuha Punch de Dotuku!

「メン・イン・ブラック」を観た。「E.T.」「未知との遭遇」と異星人に対する、友情と愛を描いたスピルバーグが敵対的な異星人(エイリアン」に対峙する都市伝説「黒尽くめの男たち」の映画を作ったのが映画よりも不思議なことかもしれない。#白猫独りロー…

TSUBAKI SANJUROU〜血飛沫三十郎

「椿三十郎」を観た。ほとんど、最後の決闘の血飛沫が見たいがために白黒画面を見続けてました。でも、やはり「用心棒」よりこちらの映画の方が好きです。#白猫独りロードショー TSUBAKI SANJUROU open.spotify.com ikuzuss.hatenablog.com ikuzuss.hatenab…

OUTBREAK〜虚構の侵食

「アウトブレイク」を観た。大変スリリングで面白い映画だった。でも、現実は世界中をコロナがパンデミックするという自体で、未だ解決の目処もない。事実は小説より奇なりなら早くこの騒動を治めてほしいと願っている介護施設から中継です。#白猫独りロー…

Mobile Suit Gundam Char's Counterattack〜重力の底に沈む魂

「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」を観た。自分がスペースノイドで、あの場にいたなら、きっとシャアの演説に感動して加担していたと思う。でも、その後にどう振る舞うかわわからない。#白猫独りロードショー Mobile Suit Gundam Char's Counterattack ope…

妖精の階級社会と上から目線のヒギンズ教授

「マイ・フェア・レディ」を観た。正直に言って僕はミュージカルが大嫌いだ、そこを差し引いたとしてもこんなに不愉快な物語とは思わなかった。プリティ・ウーマンには男女ともに夢があった、でもこの映画は下層階級から引き上げた上流の人間の傲慢や差別が…

Star Trek II: The Wrath of Khan〜老眼鏡とコバヤシマル

「スター・トレックII カーンの逆襲」を観た。老眼鏡が必要になるほどに老境に来てしまった、カーク提督は、Mr.スポックの最後の決断を経て新たな希望を胸に抱くのであった。#白猫独りロードショー Star Trek II: The Wrath of Khan open.spotify.com ikuzu…