N@NIMONO?〜就職戦線激戦時代

「何者?」を観た。考えてみると、僕は普通の就活はしたことがない、学生時代のバイト先にいつのまにか、転がり込んでいた、だから、手書きの履歴書は書いたことがない、そもそも履歴書を書いたのも30過ぎにパソコンで作っただけである。だから今どきのSNSの情報交換やリクルートエントリーシートなんかも知らない。作中の人物が言った「これからは『個』の時代でしょ!」と、でも僕のように社会をドロップアウトした人間に言わせると、不安定な時代だからこそ「組織」にいることのメリットがある。そしていまのコロナの時代にはますます就活は大変になってしまったんだろう。息子くんもちょっとまえまで就活生だったから、とても苦労していたようだ、そして悔しいのは、親である、僕が息子君が失敗したときの彼の逃げ場にはなれないことにある。逆に僕が彼の負担にならなければいいなと、そればかりを考えていた。おかげさまで彼もなんとか内定をもらい、コロナの時代らしくWeb内定式を受け、来年からは千葉で仕事を始めるらしい。彼は化学系の理系なので結局アドバイスも何もできずに、独力で就職を勝ち得たかと思うと大変誇らしく、それと同時に自分の不甲斐なさに涙が出てしまう。邦画としては大変面白く観られた映画でした。

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N@NIMONO

#白猫独りロードショー

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