栗本薫「豹頭」読了。アニメ化時代の二冊を合わせた合併本
栗本薫「[GUINSAGA01]豹頭豹頭の仮面/読了。
ここから、全100巻の構想のグイン・サーガが始まるのでした。
ルードの森に突如現れた、豹頭人身の戦士グイン、聖パロの聖双生児リンダ・レムスの長く苦しい旅が始まる。紅の傭兵ヴァラキアのイシュトバーン、、セム族の娘スニも既に登場、そして重要なのが、初めてグインを助けるトーラスのオロ(黄金)の登場場面(勇猛果敢なゴーラの戦士)そしてトーラスの《煙とパイプ亭》のゴダロ爺、長いサーガの重要人物は揃っている。これからが、全百巻の旅の始まり。(2002.1.7)#GUIN SAGA
【追記】例のハンセン氏病の件がなくてもポリコレ的には色々ヤバそうな表現の多い一巻でした。
栗本「[GUINSAGA02]荒野の戦士」読了。
スタフォロス城の不吉な塔から飛び降りた、グインとパロの真珠とスニは紅の傭兵イシュトバーンと合流し、ケス皮を渡りノスフェラスを踏破するべく旅立つ。そしてモンゴールの光の公女アムネリスのノスフェラス侵攻が始まる。それとともに、中原の勢力状態も書き込まれ、長い物語の予感をさせるのです。そして偉大な三人の魔道師も名前はもう出てきますが、正伝に登場するのは、数十巻後のことなのです。《災を呼び寄せる男》この二つ名の意味することがわかるのもずっと先なのです。ノーマンズ・ランドに群れるエンゼル・ヘアー、幻想的だが人の魂に訴えかける光景。モンゴールの五色の騎士団もビジュアルに訴える美しさ。ゴーラの若き獅子アストリアスの本当の出番もまだ先である。セム族のシバの活躍も先にあるのだった。そして最後のイドの谷間!(2002.1.8)#GUIN SAGA#白猫Bookreview
【追記】「金蠍宮」を「きんけつきゅう」と読むのには苦労しました。
【追記】2「御意」を「ぎょい」と読むのも知りませんでした。
【追記】3LINEでやり取りをしているカウンセラーの先生もグイン・サーガ読者と知って驚きました。思っているよりグインの読者は多いのかも知りませんね。
【追記】4新装版のあとがきが1979年とのことなので、なんと昔のことでしょうか。D