FIGHT CLUB〜喧嘩倶楽部

ファイト・クラブ」を観た。正直に言って、デヴィッド・フィンチャー監督はあまり好きな監督ではない。しかしブラッド・ピットの演技には興味を惹かれるのでみることに決めたのである。胸糞悪い「セブン」もまた見たくなるようだから、それが監督の持ち味ってものなのだろう。自らのストレスを解消するために見知らぬ同士が肉体的刺激(暴力)を行使するなんて昔読んだトラウマやフラッシュバックに関する神経関係の記録みたいに感じたが、映像化すると、まるで普通の出来事みたいにも感じられた。つまり、こんなことは普遍的なことで特殊性は大きくないんだと。人間の脂肪分で石鹸と爆発物を作るタイラーは人に刺激を与えることで神と同等の存在になれるのかもしれない。そういえば、第二次対戦中のナチスユダヤ人の脂肪から石鹸を作り出していたそうだが、それも一種の神となる行為だったのかもしれない。結局主人公は多重人格のパラノイアだったのか僕にはよくわからなかった。#白猫独りロードショー

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FIGHT CLUB

 

 

 

 

 

 

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