新本格魔法少女リスカ4〜血戦魔女

西尾維新新本格魔法少女リスカ4」読了。

他作な西尾維新にしては、ずいぶん長く続編が出ないと思っていたらなんと13年ぶりなんですね、だから僕が前巻読んでから、少なくとも10年以上経っているわけで、流石に前の巻のことなど覚えてなかったけど、読み始めると朧げに思い出し的のである。長崎が舞台で、血液を媒体とした魔法を使う(リストカットのりすか)だけれど、ラヴクラフト(本筋とは関係ないけど)まで関係したのは覚えていなかった。一巻を読んだころにはその血生臭にちょっと苦手だったけれど、今では、血界戦線鬼滅の刃などでも血を使う攻撃は多くなってきたので、イナではあまり苦手でもなくなった。それに、森博嗣と同じように、叙述トリックを駆使する西尾維新の文章は惹き込まれやすいのです。それにしても、日本語で「にゃるらとてっぷ」と表記すると、妙に可愛らしい感じが出てしまい、本来の恐怖の大王的なイメージとかけ離れてしまい、そりゃ、日本で「這い寄れニャル子さん」なんてラノベが出てしまうのも仕方がないことなのかもしれません。しかしこの作品だけは流石にアニメ化は難しいと思う。カッターでリストカットをする少女のアニメなんて、もちろんNISHIOISHINアニメ化プロジェクトの俎上にはあげられただろうが、これには無理があるとしか思えない。それにニャルラトテップの映像化自体が不可能すぎる。もしアニメ化が叶った暁には、是非カッターはOLFAのSilverにして欲しい。それにしても本当にこれで完結なんですかねぇ。#白猫Bookreview

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新本格魔法少女リスカ

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