西尾維新「扇物語」読了。短編「おうぎフライト」読了。
今作の主人公は謎の転校生（女子高生／男子高校生）の押野扇
裏という感じの中には面が潜んでいるとはコペルニクス的発見であった。対義語の非対称性は考えたことはあったけど、中身は、愛も変わらずの物語シリーズ、大学生編になっても基本厨二病（今では年齢とは関係なく、ヲタク的精神を中二と称する嫌いもあったりするわけだけれど、中学２年生が中二的思考を披露するのは当たり前との観点からすると厨二病という名称のアイデンティティ自体危うくなったり、ならなかったりするという言葉遊びをしてしまいがちな西尾維新の小説を五十央の人間が読んでいていいのかという問題も散見される、それから、謝罪を試し行動と見做すのは目から鱗と言えなくもない。そして謝罪がテーマであるこの小説を読みつつ、僕が考えていたのは、大学進学に際して、僕は推薦入学だったんだけれど、いくつかある推薦大学の中で母校を選んだのは、建築学科の教授の中に、大江宏先生がいたということで、線喘いの設計した母校の保存運動に最初は参加していたが、諸事情でドロップアウトしたことを今でも活動を続けている同窓生に謝罪したいことだったりするわけなのであります。それに推薦枠で入ったのに、その後に母校の高校に何のフォローもしてこなかったのも謝罪のしどころです。#白猫Bookreview
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【追記】千石撫子が髪をベリーショートにしたように僕も坊主頭にして、啓が蒙した気分にはなりました。
【追記】2小判鮫が鯛の仲間だとの知見を得られました。ひょっとして美味？
