「007/ムーンレイカー」を観た。感想としては大きく二つある。ひとつは「科学舐めるな！」もうひとつは「娯楽映画007シリーズの焦り」である。おそらく80年代の終わりと言うスターウォーズ等の成功に焦燥感を感じた製作陣が立ち上げた企画のような気がする。もうひとつの「科学」の点はいちゃつくためにシャトルでもう一周地球を回ろうとか、宇宙ステーションを簡単に破壊するとどんな結果を招くかわかってない脚本家の科学知識のレベルの低さ。そしてまず、敵が国なのか、何らかの組織の不明瞭。そして何を誰からどう妨害すればいいかの不明瞭さ、そして決定的なのが見せ場を絞りきれなかった監督の力の稚拙さかも知れない。＃白猫独りロードショー
