「岬の兄妹」を観た。この観終わった後のモヤモヤした感情をどうすればいいのか。それは「怒り」や「憤り」ましてや「悲しみ」でさえない。自閉症の妹を抱えた生活、しかも兄は足が悪くリストラされ食うや食わずの生活。しまいには兄が妹の女衒のようなことをして、妹は妊娠してしまう。無理心中しなかったことがせめていいこと。僕も障がい者になったとき一番最初に考えたのは唯一の家族である息子の迷惑にならないかということだった。一種の不幸自慢かもしれないが、鑑賞中こんな切ない映画はもう二度と観ないと誓ってしまった。＃白猫独りロードショー
